アルティメット

アルティメットは、医療従事者や患者様の安全を守るために高いバリア性を備え、磨耗しにくく鋭利なものに対しても強い素材です。また、従来のサージカルドレープと異なり、吸水性がありますので、液体のコントロールが可能になりました。
吸水性をもつスパンボンド不織布の外層、防水性のポリエチレン膜加工の中間層、そして、柔らかいスパンボンド・ポリプロピレン不織布の内側の3層から構成されています。

1.外層
外層は吸水性のパンボンド不織布なので、液体を吸収し、床を汚染するリスクを軽減します。

2.中間層
中間層は、防水性を備えたポリエチレン膜で、液体が貯留し、圧力や長時間経過すると起こるストライクスルー現象を防ぎ、医療従事者や患者様を汚染や、感染の危険性から防ぎます。

3.内層(患者様側)
柔らかいポリプロピレンのスパンボンド不織布を用いているので、肌触りが良く、屈曲部にもなじみ易くなっています。

製品の特長

バリア性・防水性

アルティメットは防水性なので、液体が溜まった状態で長時間経過しても、また、圧力を加えてもストライクスルーを起こさず、液体や細菌が運ばれ汚染を引き起こすリスクを軽減します。バリア性に関しては、ASTM*(米国検査・素材学会基準)[F1670、F1671]テストにより証明されております。

*ASTM(American Society of Testing Materials 基準)とは、米国の基準ですが、ほぼ世界基準として広く使用されている検査方法です。

吸水性・防水性

従来のサージカルドレープは、ドレープ上で液体が溜まらないように撥水効果のある素材を使用していました。しかし、撥水性のドレープの場合、液体がドレープ上からこぼれ落ち、床や医療機器、又は医療従事者や患者様を汚染する危険性があります。アルティメットは、液体を表面側の外層ですばやく吸水し、患者様側には液体が貫通しないので、汚染や感染の可能性を少なくします。

高い穿孔抵抗性

サージカルドレープは、術中に鋭利なものが触れる可能性があるため、強い強度が求められています。
アルティメットは、従来の不織布より穿孔抵抗性が高いので、様々な鋭利な医療機器を使用する整形外科手術等においても、安心して使用することができます。

A社のSMSと比較しておよそ1.3倍穿孔抵抗性が高いことがASTM検査より示されています。

低リント

サージカルドレープから発生するリントの問題点として、

1.細菌の空気感染の媒体となる可能性
2.重篤な組織では重大な異物反応を招く
3.欠陥内に入った場合は塞栓症を引き起こす

こと等が考えられます。

アルティメットは、従来の不織布に比較して低リントなので、空気中にリントが飛散し細菌を巻き込み、術野に進入するリスクを軽減します。

アルティメットはA社のSMS素材と比較しておよそ1/4、B社のスパンレースにフィルムを合わせた素材と比較しておよそ1/15という低いリント性を特徴に持ちます。
ゲルボ屈曲検査:不織布の毛(リント)に対する抵抗性を測定する試験です。

【薬事情報】
販売名 滅菌済み手術用不織布製品
医療機器製造販売
届出番号
13B1X00062CON001
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